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SIAA認証(抗菌・抗ウイルス機能ラベル)の耐光性試験・評価

SIAA認証とは

抗菌のイメージ

SIAA認証は抗菌・抗ウイルス・防カビ加工製品の品質や安全性を示すことにおいて、日本国内に広く認知されています。近年、抗菌・抗ウイルス製品需要の高まりから、SIAA認証取得の動きがさらに強まっています。SIAAマーク表示を取得するにあたり、公的機関にて様々な試験条件(耐光性、耐水性など)をクリアする必要があります。その試験内容には安全性評価方法としての耐光性試験(持続性試験法)があります。製品が、太陽光(特に紫外線)に曝露されることで、これらの抗菌・抗ウイルス機能が劣化・減衰することが想定される為、促進耐光試験を行い、抗菌・抗ウイルス機能の持続性を評価することを目的としています。

SIAA認証に向けた耐光性試験とは

Q-Lab社のキセノン式耐候性試験機Q-SUNはこの耐光性試験条件に合致しており、SIAA認証に向けた社内評価を実施することが可能です。SIAAの耐光性試験条件ではキセノンランプ式及びサンシャインカーボンアークランプの使用が認められております。

試験方法について

基本はサンシャインカーボン式で試験時間を8時間とし、太陽光照射に曝露される時間が多い製品ついてはその10倍の80時間の照射をします。太陽光により抗菌・抗ウイルス製品の劣化影響の負荷を高めています。キセノンランプ式の場合は、サンシャインカーボン試験の1.2倍の試験時間としより負荷を高める方法がとられています。

キセノンランプ式耐光性試験                                                                        照度設定:60W/m2@TUV(300-400nm)又はこの条件に相当する値                                                      ブラックパネル温度設定範囲:50~70℃
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※JIS A 1415のような一般的な耐候性試験の場合は水スプレーの要求がありますが、SIAA認証に求められる耐光性試験では、水スプレーは必須ではありません。

 

SIAA認証などの耐候性評価に使用できるキセノンランプ式耐光性試験機Q-SUN

キセノンランプ式耐光性試験Q-SUNはSIAA認証を含む様々な耐候(光)性評価にも使用することができるグローバルスタンダード製品です。
Q-SUN Xe-1/Xe-3はフラットトレイ式を採用しており、平面パネルだけでなく立体物などの様々な形状に対応できます。

キセノンランプ式耐光性試験 Q-SUN の詳細はこちらへ

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