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屋外劣化シミュレーション

屋外劣化(太陽光) シミュレーション

従来のカーボンアーク式 と 現代のキセノン式

従来のカーボンアーク式耐候性試験機では、頻繁なカーボンロッドの交換が必要であり運用面において実質的な稼働時間が経過時間と比べて少ない物になってしまう事が殆どでした。また、カーボンロッドの燃焼によるススの発生は、労働環境衛生の観点から設置できる部屋を限定してしまいます。キセノン耐候性試験機ではキセノンランプを交換することなく1,500時間連続稼動することが出来ます。また、ススなどを発生させないので実験室等を使用することができ、特別な部屋を用意する必要もありません。

キセノン式は、耐候性試験機の中で最も太陽光の分光分布に近似していることからも、欧米で広く使用されており、日本においても同様に使われています。

 

最新のキセノン式の分光分布

spectrum

 

屋外劣化(紫外線) シミュレーション

屋外の紫外線劣化に相関性の高いUVA-340ランプ

UVランプ

UVA-340紫外線ランプは、太陽光の短波長領域である295nmから365nmまでの波長域を忠実に再現しており、太陽光による紫外領域の物理的な特性変化の試験を行えることから、屋外暴露との相関性を重視する海外で、広く使用されているランプです。QUVでは紫外線劣化以外に、高温結露サイクルによる高負荷な水分劣化の再現や、降雨を模したスプレーサイクルによる急激な温度変化によって、ヒートショックの影響を与えることもできます。

様々な国際規格の試験条件に適合

適合規格:ASTM G154 CYCLE 1


無題

適合規格:ASTM G154 CYCLE 7


無題1

適合規格:EN 927-6


無題2

なぜQ-LAB社のQUVが広く使われているか

QUV方式はQ-LAB社が世界で他社に先駆けて1970年に開発した紫外線蛍光灯 耐候性試験機です。非常に多くのQUVが日本国内を含め世界中で選ばれており、販売開始から40年もの間使われてきました。様々な改良が施され、業界の標準機種として使用されています。

部品交換はユーザー様自ら作業出来るように交換部品と共に交換手順書が付属されております。ボタン一つで照度計の校正が可能なCR-10(照度校正器)や、紫外線照射の均一性と高い再現性を自動的にコントロールするQ-Lab社が開発したソーラー・ライ照度コントロールなど、安心して低コストでお使いいただける機種であることから、世界中で広く使われています。

試験条件に合わせたランプ交換が可能

QUVはUVA-340ランプやUVB-313ランプ、UVA-351ランプ、QFS-40ランプの使用が可能です。試験条件に合わせて必要なランプへ入れ替えて使用することができます。