パルプ・繊維ゼータ電位計
特徴
流動電位法による繊維全般、パルプスラリーのゼータ測定を簡便に行えます。等電点測定も可能です。タッチパネルによる簡便な操作、わずか5.9 kgで持ち運びも容易です。タッチパネルと、解析ソフトウエアは日本語表示可能です。
原理
ゼータ電位は分散系の安定性に影響します。またゼータ電位を把握することで添加剤の吸着や、系を安定化させるための分散剤量や凝集に必要な添加剤量を把握できます。
測定は次の通りです。真空ポンプにより試料導入管から試料を吸引させスクリーン電極―リング電極間に安定なマット(繊維溜まり)を形成します。真空ポンプの吸引圧力を変えて試料溶液を流すことにより発生する流動電位を測定し、Helmholtz-Smoluchkowskiの式からゼータ電位を計算します。
測定例
HW-BKPパルプへカチオンスターチを添加したときのゼータ電位(ZP)の変化です。スターチの添加によりZPが変化しており、スターチがパルプへ吸着していることが確認できました。Dosing step2 (3mL添加)以上でプラスへ変わることが確認されました。
- 流動電位法によるゼータ電位測定。繊維やパルプのスラリーのゼータ電位測定
- コンパクトな設計 約5.9kg、ポンプ内蔵で持ち運びが簡単、測定部への外コネクターな
- 最新のタッチパネル制御、日本語表示、ユーザーフレンドリーな操作性
- 簡便な測定、高再現性
- 基本に忠実なスモルフスキーの式によるゼータ電位表示が可能
- オンラインタイプ( FPO )あり
仕様
測定項目 | ゼータ電位(mV)、流動電位(mV)、導電率(mS/cm)、 差圧(bar)、pH値:0~14(オプション) |
スクリーン電極メッシュサイズ | 40, 300 μm |
試料量 | 400~800 ml |
電源 | 100-240V、50/60 Hz, 40W |
寸法 | 170(W)×280(H)×170(D) mm |
重量 | 5.9 kg(ケース込みで12kg) |
導入事例
製紙工業
抄紙系パルプ繊維懸濁液のゼータ電位測定、パルプ繊維への各種薬品の吸着確認、薬品選定
添加剤量の最適化
繊維、生地 等
無機繊維スラリー、毛髪、生地等のゼータ電位、薬品の吸着確認、等電点測定、分散安定性評価
技術情報
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