Identifierシリーズ
特徴
ナノマテリアル・有害粉じんを“見える化”する先進モニタリングシステム
STATPEEL社の「Identifier(アイデンティファイア)」は、作業環境中の特定材料粉じんを高精度に“識別”し、暴露リスクを可視化する革新的環境モニタリングシステムです。
一般的な粉じん計のように総量の“多い・少ない”だけでなく、「どの材料の粉じんが、どの程度空気中に存在しているのか」を直接検出できる点が最大の特長です。
ナノ材料や先端素材を扱う現場では、材料ごとに健康影響・安全基準が異なるため、「量」よりも「種類」の把握が重要になります。Identifierは、従来のサンプリング手法では見落とされてきたリスクを捉え、プロセス開発・製造・研究現場の安全性と品質管理を大幅に向上させます。
1. 材料ごとの“識別”が可能
独自の材料選択型技術により、CNT、グラフェン、シリカ、バッテリー材料、ナノセルロースなど、特定材料を明確に区別して検出できます。
同じ環境中に複数の粉じんが混在していても、対象物質を正確に見分けられるため、本当に管理すべき粉じんの暴露量を把握できます。
2. 作業者・工程ごとの暴露状況を可視化
作業者が装着する バッジ型サンプラー と、工程の吸引ポイントに設置する フィルタースライド を組み合わせ、個人暴露や工程別・設備別の粉じん動態を詳細に記録できます。
これにより「どの作業・どの設備で、どの材料が漏れているのか」という本質的な課題を突き止めることができます。
3. 導入しやすい“シンプルな運用”
Identifierは難しい測定条件や煩雑な前処理を必要とせず、「バッジを装着 or スライドを設置する」、「測定後にIdentifier本体で読み取る」という2ステップでデータが取得できます。
専門知識に依存せず、日常の安全管理に無理なく組み込める設計です。
4.ラマン技術を応用した高感度検出
STATPEEL社が長年培ったRaman分光技術をベースに、材料固有の信号を高精度で読み取り、バックグラウンドノイズの多い環境でも安定して測定できます。
Identifier がもたらす価値
- 危険物質の“見逃し”を防ぎ、作業環境の安全性を向上
- ナノ・先端材料のリスク評価に不可欠なデータを取得
- 工程改善・設備改善の指針となる“材料ごとの漏えいポイント”を特定
- 規制対応・社内基準づくりに活用可能
- 外部分析に頼らず、現場で迅速に把握できる
製造業、電池産業、ナノ材料開発、化学研究、素材加工など、多様な分野で採用が進んでいます。
Identifier ラインナップ
- Identifier C2 カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェンなど炭素系先端材料向け
- Identifier B1 次世代電池材料(ナノファイバー、プレートレット等)向け
- Identifier S1 シリカ粉じん(結晶シリカ含む)向け
- Identifier N1 ナノセルロースファイバー向け
導入事例
アプリケーション事例
炭素系先端材料(CNT・グラフェン)関連
- CNT分散工程における作業者暴露の把握
- グラフェン粉体の混練・撹拌工程での漏えい評価
- CNT樹脂コンパウンド製造ラインの粉じん飛散源の特定
- CNTスプレー塗布工程における局所排気能力の検証
- CNTプリプレグ加工時の材料飛散のモニタリング
電池材料(ナノファイバー/プレートレット)製造
- 乾式電極製造工程における微細粉じんの暴露レベル評価
- 前駆体粉体の投入・仕込み作業中の粉じん逃げ検知
- ロールプレス周辺での材料別粉じん挙動の解析
- 乾燥炉出口・破砕工程の局所排気性能確認
シリカ(結晶シリカ含む)関連用途
- 石材・セラミックス加工現場での結晶シリカ暴露評価
- サンドブラスト工程における粉じん発生源の特定
- 建材切削/研磨作業での長期ばく露モニタリング
- 研究室での微粉シリカ試料の秤量・分散作業の暴露測定
ナノセルロース・バイオ系素材
- ナノセルロース乾燥粉の分散時の飛散量測定
- バイオ素材乾燥工程での粉じん混入源の可視化
複合材料・樹脂加工
- 炭素系フィラーを含むマスターバッチ製造での漏えいチェック
- 粉体投入工程における排気フードの効果検証
- 押出機周辺の粉じん滞留ポイントの特定
R&D用途(研究機関・大学・企業研究所)
- 新素材(CNT/グラフェン/ナノ繊維)の安全評価データ取得
- 材料ごとの危険性評価のための暴露基礎データ取得
- 小規模・試作工程での粉じん発生メカニズム研究
安全衛生・EHS部門での利用
- 作業者別の長期暴露傾向の可視化
- ローテーション配置の安全性評価
- 設備改善(密閉化・局排強化)の効果測定
- 規制準拠/社内基準づくりのための材料別データ取得
