Innova Hydro Liquid Porometer

Innova 100 / Innova 200 /  Innova　 500

液ー液法は、液体を用いて細孔から液体を押し出します。混和しない2つの液体間の界面張力の特性の違いに応じて、細孔径により必要な圧力も異なることを利用し細孔径を測定します。

無毒の湿潤液はサンプル内の細孔を自然に満たし、非反応性の液体は細孔から液体を押し出します。
まず、最も大きな細孔が空になります。これは、より小さな細孔よりも圧力が低いためです。
圧力が増加するにつれて、より多くの小さな細孔が徐々に空になります。
空になった細孔を通過する液体の圧力と流量が、貫通細孔分布を与えます。貫通細孔が空になる圧力は、細孔サイズに反比例します。
貫通細孔とは、材料の片側から反対側につながる細孔です。Innova Porometerは、細孔経路全体の中で最も狭い部分である細孔径を測定します。

この方法では、10nmの細孔径を測定する場合、必要な圧力は100psi未満と低く抑えられるため中空糸限外ろ過膜への応用に適しており、真の細孔径と分布を迅速に得ることができます。また、中空糸膜の試験には内圧と外圧を適用することもできます。

100 PSI、200 PSI、500 PSIの3種類をご用意。

測定範囲：0.2μm ～ 0.002 μm
ASTM F316-03準拠
評価項目
 ☆平均細孔孔径　☆細孔径分布　☆バブルポイント（最大孔径）　☆透過率　☆累積フィルター流量％

• 電極、電極材料、膜、不織布、セラミックス、空洞繊維など開孔を有する材料の評価