レーザー回折・散乱式+画像解析式 粒子径分布・形状測定装置 Bettersizer2600
- 概要
- 特徴
- 仕様
- 導入事例事例
レーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置Bettersizer2600は、サブミクロンからミリメートル粒子までの幅広い粒子を正確に測定します。革新的な光学システムを採用しており、標準操作手順書(SOP)に準じて測定を行うことができます。乾式及び湿式のサンプルを誰でも簡単に再現性良く高精度に測定することができます。バランスの取れた設計で、メンテナス頻度の低減と、運用コストの削減に寄与します。動的画像解析(DIA)モジュールを付与することで3.5mmまでをカバーします。
フーリエおよび逆フーリエ光学システムによる幅広い測定範囲
Bettersizer2600は、革新的な光学ベンチ設計を採用しています。照射されたレーザーはレンズを通してサンプルに充てられ、粒子によって散乱されます。散乱された光は前方および横方向の両方で検出されます(逆フーリエ構造)。従来のレーザー回折装置とは対照的に後方散乱光も後方の検出器で測定されます。サンプルキュベットは入射レーザー光に対して35°の角度で配置されます。
このような斬新な構造設計により、一方では、0.016°~165°の非常に広い角度の散乱光を検出し(大きい粒子による散乱光)、もう一方で、後方散乱光(小さい粒子による散乱光)を検出することによって、小さい粒子から大きい粒子までを同時且つ正確に測定することができます。
直感的でパワフルなソフトウェア
- 簡便な操作と明瞭で直感的なインターフェース
- リアルタイムモードによる最適な測定条件の決定
- SOP(標準操作手順書)による測定
- 自動校正による完全自動測定
- 自動データバックアップと編集可能なレポート
- 粒子径と粒子の種類に応じてFraunhofer回折理論またはMie散乱理論を適切に使用し、高精度分析が可能
- 自動洗浄
- ボタンを押すだけで湿式サンプル測定から乾式サンプル測定へ簡単に変更可能
湿式(Wet)分散モジュール
ISO13320に準拠したレーザー回折法
湿式サンプル測定では、分散媒の選択、界面活性剤の使用、超音波分散器によって粒子を適切に分散させて測定する必要があります。
- BT-802は超音波分散器とサンプル循環のための遠心ポンプを備えた全自動標準分散モジュールです。全容積は600mlで、分散媒として蒸留水やアルコール類を使用することができます。
- BT-80Nは、BT-802より容積が小さい(約250ml)分散モジュールで、分散媒としてヘプタン、トルエン、オイルなどの非極性溶媒を使用することが可能です。溶剤対応の全自動洗浄モードタイプBT-80Nproもご用意。
- BT804湿式少量は、ガラスセルにより8mL程度で測定が可能で、Zスターラーで攪拌もできます。やや高粘度な溶媒も使用しやすくなります。
乾式(Dry)分散モジュール
乾式サンプル分散は、溶媒を使用せずに乾燥粉末または粉粒体を測定する場合に使用します。サンプルは振動フィードによって測定前に分散され、チャンネル内に落下します。そして圧縮空気(ベンチュリノズル)によって水平測定セルに運ばれます。その過程で粒子は容器の壁への衝突、空気の流れのせん断力、粒子同士の衝突によって分散されます。
分散モジュールはハンドルを使用して簡単に取り外すことができ、他の分散モジュールへの切り替えも簡単に行うことが可能です。
- BT-902は粒子の性質によって粒子の移送速度、分散圧力(~5bar)が調整できる乾式全自動標準分散モジュールです。凝集性の粉体、流動性の良い粉体両方に適した分散モジュールです。
- BT-903はBT-902より少ないサンプル量(20mg~1g)を分散させ、粒子径を測定るのに使用します。研究開発、医薬品等希少で、貴重なサンプルの測定に適しています。
動的画像解析(DIA)モジュール PIC-1
湿式の動的画像解析機能を付与可能です(画像の対応範囲2~3500μm)。画像解析により形状評価、粗大粒子検知感度が格段にあがります。2台カメラにより幅広い粒子径を高感度に検知します。
個々の粒子の画像と結果をソフトウエアで表記できます。24 項目の粒子パラメータ分析により粒子径や粒子形状に関する詳細なデータが得られます。
粗大粒子検知
レーザー回折と画像解析の測定により1μmからの粒子径分布を検知しております。さらに画像により不合格品の粗大粒子を高感度に検知しました。
幅広いアプリケーション
医薬品、食品・飲料、塗料、オイル、電池など、幅広い用途の測定が可能です。
~アプリケーション評価事例多数公開中~
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高分解能・高感度測定
サンプルAとサンプルBの比率を変化させた時の測定結果です。サンプルAをサンプルBに徐々に加えると、それに応じて粒子径分布が変動している様子がわかります。
紹介ビデオ
- 特徴
- 測定:粒子径
- 粒度範囲:
湿式分散:0.02~2600μm
乾式分散:0.1~2600μm
湿式動的画像解析:2~3500μm - 分散タイプ:乾式&湿式
- 技術:レーザー回折・散乱、 動的画像解析(オプション)
- フーリエ及び逆フーリエ光学システム両方を利用した(特許取得済)最新技術により、ナノ粒子~ミリメートルまでの幅広い粒子径測定が可能
- 0.016°~165°の角度範囲をカバーする92個の検出器を備えた光学ベンチ
- 湿式分散・乾燥分散・両方を必要に応じて選択可能
- 少量サンプル用乾式分散モジュール:研究開発、医薬品等希少で高価なサンプル測定に有用
- 分散モジュール間の切り替えが容易で迅速に可能
- 新規材料の標準操作手順の実装、作成、および使用が簡単
- 光学システムの自動調整機能
- 使いやすいソフトウェア、簡単に学習可能
- 仕様
Bettersizer2600 | |
測定原理 | レーザー回折・散乱式、フーリエおよび逆フーリエ光学系 |
解析理論 | ミー散乱理論、フラウンホーファー回折理論 |
用途 | サスペンション、エマルション、乾燥粉末 |
測定範囲 | 湿式:0.02~2600μm、乾式:0.1~2600μm、湿式動的画像解析:2~3500μm |
サイズクラス数 | >100 |
標準的な測定時間 | <10 秒 |
測定精度/繰り返し再現性 | 湿式:<0.5%/<0.5%;乾式:<1.0%/<1.0%(GBRM D50) |
循環/分散/容積 | 湿式:遠心ポンプ/超音波(50W)/600ml 乾式:ベンチュリシステム、0~5bar |
レーザー::個数/タイプ/波長/電源/クラス | 1 /ファイバーレーザー/635nm(赤)/3mW/クラス1 |
有効焦点距離 | 2223 mm |
検出器システム | 対数空間配置 |
検出器チャンネル/角度範囲 | 92 (前方、左右、後方)/0.016°~165° |
適合性 | 21 CFR Part11,ISO13320,USP<429>,CE |
データエクスポート | エクセル、PDF、ワード、JPGなど |
寸法/重量 | 705x318x295mm(長さx幅x高さ)/23kg |
推奨動作システム | Windows7以降、Intel Core i5、4GB RAM、USB2.0 |
- 導入事例
医薬品、食品・飲料、塗料、オイル、電池など、幅広い用途の測定が可能です。
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