AIRGARD™ CWA/TIC
概要
MKS AIRGARD 大気環境アナライザは、フーリエ変換赤外分光法を用いた超高感度のガスアナライザで、有毒ガスを迅速に検出します。
ほとんどのCWA やTIC について、有毒なIDLH (Immediately Dangerous to Life or Health:生命および健康にただちに危険を及ぼす限界濃度) レベルを下回るppb レベルを20 秒以内に検出することが可能です。
このような低レベルの検出能力と高速レスポンスを備えているため、万一空調システムのシャットダウンや“Shelter-in-Place”(屋内退避)もしくは被災域からの避難が必要になった際にも、適切な対応を行うのに充分な時間が確保されます。
AIRGARD アナライザの感度、反応時間および誤警報 (日常用いられている健康を損なう恐れのない非有毒性溶剤や工業化学物質が感知されてしまい発生する警報)については、米国国防総省による徹底的な試験が既に行われています。
誤警報への不感帯があることで、建物内の空気に脅威となる物質が存在しないにもかかわらず正当性のない屋外避難や付随する営業停止、緊急時通報が発生することを防止します。
特徴
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数ppbレベルの検出限界― 幅広いレンジの有害物質について識別し警報を発する能力があります。
AIRGARD アナライザは、 ARFCAM(米国国土安全保障省主導の自立型高速施設化学物質モニタ開発プロジェクト)がリストアップした全ての有害ガス、有害化学物質の混合物、一般的な有害物質について試験され誤警報を発生することなく作動することが確認されています。 -
高速レスポンス― 有害化学物質の警報を発し識別するまでの標準時間は20秒未満です。
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自動化されたスタンドアローン型の操作― コンピュータとサンプリングポンプを内蔵する自己完結型のアナライザです。
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連続大気モニタリングが可能です。(週7 日/24 時間)
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イーサネットを利用したモニタリング機能が装備され、リモートでトラブルシューティングが可能です。
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信頼性― 休止時間を最小限にする堅牢な設計です。
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保守に手がかからない― 必要なのはフィルタをたまに交換することだけです。
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進化を続ける有害物質に適応可能な高い選択性
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バックグラウンド”ライブラリには375 以上のガス種が登録されており、ガス種の追加も可能です。
仕様
寸法
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18.4”(W)×25.4”(H)×7.5”(L)[46.7×64.5×19.1(cm)] (ゴム足高さ3.1cm含まず) |
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重量
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75 lbs. [34.1 kg] |
設置
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壁面取り付け(取り付けブラケット付き) |
所要電源
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120 VAC、50/60 Hz、3A (240 VAC利用可能) |
動作温度 |
10~40℃ |
動作湿度 |
~65%(最大) |
通信 |
TCP/IP(イーサネット);USBポート(1) |
AIRGARDアナライザは、欧州EMC指令 89/336/EECに完全に準拠するよう設計されており、また試験に合格しています。
当指令は以下について製品の耐久性を保証するものです:
-ESD(静電放電)などの電気的ストレス
-EMF(電磁界)
-トランジェント
-サージ
-RFI(無線周波数干渉)
導入事例
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人が集まる公共区域の大気モニタリング(競技場、地下鉄、空港ターミナル、大型オフィスビルなど)
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安全エリアのゾーンニング
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有事の際、化学剤の同定、定量などの初期医療対応情報の入手
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遺棄化学兵器および危険化学ガス保管場所の漏えいモニタリング
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重要建築物の空調モニタリング(原子力発電所、中央統制機関など)
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CWA やTIC 製造/保管施設付近における大気サンプリングおよび脅威警告
(高リスク化学施設に適用される米国安全規定CFATS に対応)