酸素/DO・pH イメージングシステム VisiSens TD

- 概要
- 導入事例事例
VisiSens A1(O2),A2(pH),A3(CO2)の後継機種です。
測定原理
PreSens 社酸素計はシートセンサーに酸素に感度を持つ蛍光染料(酸素センサー)をコートし、そこから発せられる蛍光エネルギを測定するという光学的手法を利用しています。酸素センサーから放たれる蛍光エネルギは周囲の酸素により抑制されるので蛍光の強度と寿命を 測定することにより測定部位の酸素量を知ることができます。
使用事例
植物の根付近の酸素マッピング
シャーレ、マイクロプレート培養時の酸素勾配把握
MEMS・μTAS等での培養時の酸素イメージング
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- 導入事例
アプリケーション
大きな試料表面上の分析物の可視化
VisiSens TD は広い領域を画像化し、例えば、大規模なpHおよびCO 2イメージングでは、
根圏土壌相互作用や堆積物の生物地球化学的プロセスを分析する際に、
空間的および時間的分析物の変化に関する情報を収集します。
それはまた、3Dグラフトの断面にわたるO2勾配がモニターされ得る、
生きたサンプルまたは組織工学の代謝活性など、敏感なプロセスにおける適用にも適しています。
マルチサンプルおよびマルチセンサ読み出し
視野の広い視野は、測定対象物の自由な選択と同時に複数のサンプルでアナライト値の記録を可能にします。
異なるセンサ範囲を組み合わせることもできます。蛍光センサーフォイルは、異なるサンプルを含む透明な容器、
プレートまたはバイアルの底部に、例えば小さなラック内に互いに隣接して配置することができます。
底部から撮影された1つの画像は、サンプル群の分析対象物濃度に関する情報を含みます。
1つのデバイスで3つの異なる分析対象
1つのシステムで、1つの視野に酸素、pH、およびCO2をイメージングするために適用できます。
分析物濃度の空間的および時間的変化を視覚化します。
いくつかの検体の分布に関する情報を組み合わせることで、細胞培養や組織、根系、または表現型作物植物における
複雑なプロセスの調査など、試料内部の代謝活性または化学プロセスの貴重な洞察を得ることができます。
微視的分析物イメージング – TD MIC構成
VisiSens TDには、非常に高い空間分解能で検体グラジエントを測定するための顕微鏡光学機器を装備することができます。
VisiSens TD MICは、例えば、多細胞性腫瘍球状体の断面のO2の空間的および時間的変化をモニターするために使用することができます。
このシステムはコンパクトで、インキュベーター内で数日にわたる細胞培養条件下で分析物の変化をモニターするのに最適です。