多機能真空摩擦摩耗試験機 MVT-2

- 概要
- 仕様
真空条件下で摩擦摩耗試験が可能な試験機で、ピン(ボール)・オンディスク、往復動の2種類の試験に対応可能です。また、-150Cから室温、最大400℃までの幅広い温度範囲で試験が可能です。 さらにテスト中にガスを循環させることもできます(加圧は不可です)。
MVT-2には、水冷式サーキュレータと結露防止機能が装備されており、テスト中の効果的な温度コントロールが可能です。
真空状態にするために、ターボ分子ポンプが搭載されており、短時間で高真空の実現が可能となっています。
静電容量式のロードセルは1N、10N、200Nの3種類があり、希望荷重に応じて選択が可能です。
下記グラフはMVT-2を用いた2サンプルでの摩擦係数と温度の結果を示しています。 いずれのサンプルも表面処理を施しており、灰色はプラズマ酸化物処理。 黄色は酸化ケイ素処理をしたサンプルです。
試験条件は以下です。
荷重 :10N
速度 :4mm / s
真空度:10-6 Torr


- 仕様
プラットホーム | ベンチトップ |
電源 | 単相240V AC |
最大荷重 | 200N(ロードセルは最大荷重1N、10N、200Nの3種類から選択) |
温度制御 | -150°Cから400°C(オプション) |
追加のセンサー | アコースティックエミッション、他追加センサー用ポートあり |
真空度 | 最大10-7torr(試験においては10-5 Torr程度が目安、約45分で10-5 Torr に到達)、ダイヤフラムポンプ、ターボ分子ポンプ |
ロータリー試験 | 最大1800RPM 底部試験片 Φ50mm(2インチ) |
線形往復動試験 | 最大10mm/s ストローク0.1mm〜60mm |
上部試験片 | Φ6.3mmボール(特注試験片 製作可能) |
PC | 最新のWindowsOS、モニター、ソフトウェアインストール済 |