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動的 リテンション・濾水度計 DFA -Dynamic Filtration Analyzer-

動的 リテンション・濾水度計
DFA -Dynamic Filtration Analyzer-

DFAは、パルプ繊維懸濁液の濾水性およびリテンション(保水性)を自動的に測定し、動的濾過特性に及ぼす化学薬品助剤の効果を迅速かつ精確に評価できます。

  • 概要
  • 特徴
  • 仕様
  • 導入事例事例

DFAは、カナディアンフリーネス等の静的な測定と異なり、パルプ繊維懸濁液の濾水性およびリテンションを自動的に測定し、動的濾過特性に及ぼす化学薬品助剤の効果を迅速かつ精確に評価できます。ろ過工程において、プロペラの撹拌速度、撹拌時間、薬剤添加時間の設定ができ、撹拌プロフィールを保存できます。複数のスクリーンが標準仕様に含まれており、お好みのメッシュサイズの作成も可能です。解析ソフトウエアは日本語表示可能です。

原理:リテンション測定

よく知られている「ダイナミックドレネージジャー 法」(Brittジャー法)に基づきリテンションを測定します。パルプ懸濁液はスクリーンにフィルタ層を形成しないように、常に撹拌された状態で排水されます。設定したせん断速度で回転しながら、設定時間でスクリーン下のバルブが開き濾水されます。ろ液の重量を装置したの秤で測定し設定時間または重量になるまでモニターします。

パルプ試料および濾液の乾燥固形分含有量を別途測定することで、ソフトで総リテンションと填料のリテンションを計算することができます。

リテンション原理濾水度結果

原理:濾水度測定

攪拌容器にパルプ懸濁液を入れ、撹拌プロフィールに従ってせん断作用を加えます。薬品を加える場合、設定時間で薬品を添加します。攪拌が終了するとコーンが上がり、懸濁液はスクリーンで濾過されながら排水されます。経過時間に対する排水重量の測定から濾液量が測定されます。得られたカーブは濾水性の動的挙動を示し、多くの要因に影響される濾水性挙動の精密な比較分析ができます。

濾水度原理

  • 特徴

一台でリテンションと濾水度評価が可能

パソコン制御による簡便で迅速な測定

電子天秤による高精度測定

撹拌速度および撹拌時間の撹拌プロフィールを設定可能(例 せん断力、接触時間)

実機による抄紙工程のシミュレーション

 

  • 仕様
測定結果 濾水曲線(時間対濾液量)、填料のリテンション、総リテンション
試料量 500~1000 ml
試料濃度 0.5~2 重量%
寸法 189(幅)×501(高さ)×255(奥行) mm
重量 約17.5kg
電源 90~240 V、50/60 Hz
  • 導入事例

● 製紙工業

化学薬品の効果的な添加制御によるマシン操業性の改善。品質管理、研究開発での化学薬品の効果を評価。薬品コストの低減

● 排水処理

スラッジの脱水処理における凝集剤添加量の精密コントロール。客観的性能比較による最適な凝集剤の選定

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