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三洋貿易科学機器部
三洋テクノス科学機器部

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Aesthetix仕様 -光沢-

光沢の定義

パラメーターの説明

定義

 光沢(Gloss)とは、光が表面で鏡のように直接反射することによって生じる、表面の光沢感や輝きの程度を指します。
一般的には光沢計(Glossmeter)を用いて測定され、特定の角度における反射光の強度を数値化することで評価されます。 

重要性

光沢は、表面がどの程度鏡面反射(スペキュラー反射)するかを示す、最も広く使用されている指標です。これは製品外観の「光沢感」や「艶」の評価に大きく関係します。光沢値が高い場合は、明るく鏡のような仕上がり(高光沢)を示します。
一方、光沢値が低い場合は、マットまたはくすんだ外観(低光沢)を示します。

測定方法

 Aesthetixでは、鏡面光学系の光源(1)から制御された光を60°の角度で試料表面(2)に照射します。
その後、表面から反射した光の強度を光沢カメラ(3)で検出します。 

 

Aesthetix-Gloss-Camera
図:光沢センサーの光学配置

測定された信号は、校正された基準標準板と比較され、Gloss Unit(GU:光沢単位)として表示されます。

本測定は、光沢測定の国際規格である

  • ISO2813
  • ASTM D523

に準拠しています。

 

aesthetix-specular reflection
図:ガラス製校正標準板の鏡面反射を光沢センサーで測定した例。校正標準板からの鏡面反射を光沢カメラで取得した画像。規格で定められた角度許容範囲に対応するため、図中の黄色で示された領域の光を積分して光沢値を算出します。

測定事例

 

  • 自動車、家具、プラスチック、包装材、消費財などに使用される高光沢・半光沢・マット塗装の品質管理
  • 出荷前における量産部品の光沢レベルがマスターパネルや顧客仕様と一致しているかの確認

 

 

技術仕様

項目  仕様 / 値 
光沢指標 60°光沢(光沢測定機能を搭載したすべてのAesthetixモジュールに対応)
光沢単位 GU(Gloss Units)
測定ジオメトリ 60°鏡面光沢測定ジオメトリ
視野(FOV) 18 × 24 mm
標準解析光沢領域 18 × 9 mm
小スポット光沢測定(オプション) 4 × 2 mm
その他の解析領域(モジュール別) エフェクト仕上げモジュール:10 × 10 mm
テクスチャーモジュール:最大 15 × 15 mm
研磨仕上げモジュール:10 × 10 mm
表面分解能 9.2 µm/pixel(109 pixel/mm)
繰返し性(0–10 GU) ±0.1 GU
繰返し性(10–100 GU) ±0.2 GU
繰返し性(100–1000 GU) 読取値の ±0.2 %
再現性(0–10 GU) ±0.2 GU
再現性(10–100 GU) ±0.5 GU
再現性(100–1000 GU) 読取値の ±0.5 %

これらの繰返し性および再現性の値は、認証済みの光沢標準板による適切な校正、安定した環境条件、ならびに試料の一定した位置決めおよび測定手順が確保されていることを前提としています。