製品情報

スピニングドロップ式界面張力計 SDT

スピニングドロップ式界面張力計
SDT

プレート法やリング法、ペンダントドロップ法など通常の方法では精度よく測定できない1mN/mを下回るような超低界面張力(最小1×10-6mN/m)の測定が可能なスピニングドロップ法を使用した界面張力計です。

  • 概要
  • 特徴
  • 仕様
  • 導入事例事例

測定困難な1mN/m以下の超低界面張力にも対応の先端機

原油掘削時に油の回収に利用する界面活性剤など、一部の界面活性剤は強力に界面張力を低下させるため、一般的に使用されているプレート法やペンダントドロップ法での測定では正しく測定を行うことはできません。そのような低界面張力の測定にはスピニングドロップ法が最適です。

スピニングドロップ法はガラスキャピラリ内部に満たした液(高密度液)にもう1つの液(低密度液)を注入し、キャピラリを高速回転させた時のドロップの径と回転速度から界面張力を計算する方法です。特殊な方法ですが、この方法でしか測定ができない低界面張力サンプルには必須の方法です。

SDTはKRUSS社が誇る最先端の技術を搭載することにより、スピニングドロップ法による高精度な測定はもちろん、サンプリングや洗浄の容易さも追及されています。

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装置紹介動画(日本語字幕選択可)

 

  • 特徴
  • スピニングドロップ法は高密度液サンプルを充填したキャピラリ内に低密度層のサンプルをセットしておき、キャピラリを高速回転させた際にできる低密度液滴の直径から界面張力を計算する方法です。
  • キャピラリは電熱式で温度コントロールされます。(循環水槽による温調にも対応)
  • 測定はカメラで捉えた液滴画像は、人間工学に基づいた日本語対応の専用ソフトウェア「ADVANCE」にて解析が行えます。

ソフトウェア画面

SDT

  • 仕様

測定範囲:10-6 ~ 2000mN/m

キャピラリ径:3.25mm

対応温度範囲:室温 ~ 120℃(通常時)、-10~120℃(循環水槽使用時)

レンズ倍率:1.4倍

所要電源:100Vac 50/60W

サイズ・重量:W360 x D240 x H325mm 15kg

  • 導入事例
  • 界面活性剤、乳化剤、洗剤の研究開発(化成品、原油掘削用界面活性剤、洗浄剤、化粧品など)
  • 乳化安定性の評価
技術情報 Technical information
  • 表面張力・界面張力とは?
  • KRUSSの参考文献リスト
  • 接触角とは?
  • 表面自由エネルギーとは?
  • 界面科学のアプリケーションレポート
  • 界面粘弾性とは?