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燃焼試験機(マイクロカロリーメーター) MCC-3

燃焼試験機(マイクロカロリーメーター)
MCC-3

MCC(Microscale Combustion Calorimeter)は、FAAのRichard E. Lyon氏によって開発された、プラスチックに代表される可燃物の燃焼特性、難燃性能評価に使用される熱分析装置です。
ASTM D7309国際規格に規定されている技術で、微小量試料の発熱を制御し、試料から発生するガスの熱的酸化による酸素消費量の追跡により発熱量を測定できます。
サンプルを加工する手間も省くことができ、サンプルは0.5~50mgの微量でも定量的な試験が可能な卓上タイプの燃焼試験機です。

  • 概要

世界的高シェアを誇る燃焼試験機

MCCのメーカーであるDeatak社(旧Govmark社)は北米で最大の燃焼試験機メーカーで、世界的にも高いシェア率を誇ります。

Deatak社のMCC装置はFAA(連邦航空局)が特許化したMCC規格のライセンスを有する高い技術を持ったメーカーです。

燃焼試験の最新試験方法 – MCC

コーンカロリメーターが必要とする大きな設置スペース、ユーティリティ(排気など)は不要で、
MCC装置なら実験室の机の上で、5~50mgの試験片があれば、Heat Release Rate, Heat Release Capacityなどのデータを得ることが出来ます。
コンパクトなMCC燃焼試験機は、場所を取らず、小さなサンプルで定量的な測定を可能にします。
◆UL94燃焼試験におけるFUSにおいて、MCCでの試験が認められています。
UL認証取得後のFUSのためのサンプル準備に時間を要する必要がなく、ペレットでの対応が可能です。
これによりサンプル準備の手間が軽減され、定量的な試験でFUSを受けることが可能です。

UL94燃焼試験におけるFUSでの燃焼分析装置

UL94燃焼試験におけるFUSでMCCを用いることができます!

FUSにおいてMCCを使用するメリット
■高分子材料の燃焼特性の定量的な比較を得ることができます。
■燃焼性の定量的なデータは新規材料開発に役立だてることができます。
■UL94燃焼試験固有の試験試料のコンディションニングする必要がなくなり、早く結果を得ることができます。
■ペレットでMCC試験・Identification試験を行えるため、成形の必要がありません。
■試験サンプル成形に伴う無駄を削減できます。
■UL94燃焼試験での燃焼副生成物の削減ができます。
(UL発行情報より)

測定項目

ペレットサイズの試料で、以下のような燃焼特性を定量的に測定することができます。
・放散熱容量(Heat Release Capacity)
・発熱量(Heat Release Rate)
・発火温度(Ignition Temperature)
・燃焼熱(Heat of Combustion)
・耐火性(Flame Resistance)

装置サイズ

235mm x 463mm x 1022mm (W x D x H)

適合規格

・ASTM D7309
・UL94燃焼試験 FUS(フォローアップサービス)

アプリケーション

樹脂やプラスチックをはじめ、ゴムやフィルムなど研究開発用途以外も品質管理用途としてもご利用頂いてます。

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