炭素繊維は高強度・軽量といった特性から航空機やスポーツ用品に広く活用されていますが、製造段階での濡れ性評価は品質を左右する重要な要素です。本資料では、直径わずか7μmという極細繊維に対し、高精度のシングルファイバー接触角計（Tensiio）を用いて行った評価事例をご紹介します。前処理の異なる3種のカーボンファイバーを対象に、再現性のある接触角測定を実施し、濡れ性の差異を明確化。測定条件の最適化や浸漬速度の影響など、現場で役立つ知見も得られています。複合材料の品質保証や樹脂適合性の検討に、精密な単繊維評価の可能性を感じていただける内容です。