本eBookでは、VASCO™ 粒子径測定装置を用いた動的光散乱（DLS）によるインク顔料サイズの特性評価をご紹介します。従来のDLSでは困難だった暗色・高濃度のインクや塗料の測定において、VASCOは独自の光学セル設計とデュアルシックネスコントローラー（DTC）により、光吸収や多重散乱の影響を抑え、正確な粒径測定を可能にします。事例として、UV硬化型濃縮顔料インクの測定では、希釈なしでも粒径分布を正確に捉え、希釈後の結果とも一致しました。濃縮インクや不透明なコロイド懸濁液を日常的に高精度で評価できる本装置は、インク・塗料業界における品質管理や研究開発の強力なツールとなります。